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当初は、花澤香菜の新作PVが自分の過去のトラウマをえぐっているという顛末を面白おかしく書こうと思っていました。ところが、現在進行形で絶賛トラウマ進行中の話? どうやっても面白くならない。断念です。ちなみに、女性恐怖症はfeminophobiaではなく、gynophobiaらしいです。
代わりに、北野武の「ソナチネ」が大変面白かったので、ダラダラ書いてみます。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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大筋は簡単です。ヤクザが沖縄に行ったもののすることがなく、毎日を過ごすうちに自分を取り戻していくという、ハートウォーミングなストーリーです。話が進むほど、感情が豊かになっていきます。ホテル突入の尋問シーンなんて、北野武の笑顔を見ているうちに、思わずこちらまで「くすり」と笑ってしまうほどです。
なんというかこの映画、頭使わなくても楽しむことができる。というより、いくら頭使ったところで、絶対理解でいるわけはない。画面の隅々に現れるディテールや、シナリオの複線や、あるいはキャラの動きを逐一チェックするよりも、それらすべてを「ふーん」となんとなく見流しているほうが面白い。流しているうちになんとなく流れが頭の中にできていく。たぶん、合う人と合わない人がキッパリわかれる映画んだんだろうと思います。