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市井の荒波にもられるアラサーが、無駄に本心をさらけ出します

言うほどことは簡単じゃない

引き続き、怖いモンの話。
昨日は調子のって「怖さを受け入れた」とか書きました。そうは言っても「怖い」と感じてしまう自分が情けない時もあれば、「ビクビクしない人間になりたい」と思うときはあります。だってアレですよ。街中で粋がってる高校生を、はたから見てるだけでビビるもん。どんだけビビりなんだ、自分。あとは、服屋の兄ちゃんも怖いです。オタの自分がへまやるんじゃないかって、常にビクビクです。怖くてセレクトショップとか入れません。こう年がら年中ビビっていると、やっぱり「ビビりな性格を変えたいなぁ」とも思います。
かと言って、しょうがないんですね。やっぱり「怖さを乗り越えたい」と思っている。一方でどんなに頑張ったって、怖い時は怖いし。「怖さを乗り越えた」と実感することも、「一生怖いままでいいんだ」と開き直ることもできない。どっちつかずです。どちらか一方をあきらめられたら、楽になるんだろうとは思います。そうは言っても、自分で意識して「怖がるな」と努力したけれど、やっぱり怖い。自分の力では、どうしようもありません。
それに、いくら怖さを乗り越えても、結局のところ「自分が怖いと思う対象」ってのは居続けるわけです。「怖い」っていう感情であれば、自分の内面の話です。思い込みひとつでどうにでもなります。けれど、「自分が怖いと感じるもの」ってのは、自分と全く関係ない場所に有るわけで、いくら消そうと思っても無理です。いくら怖いからって、見るヤンキーを片っ端からぶっ殺すわけにもいきません。とりあえず、どうにもならない以上は、目をそらさず受け入れるぐらいしかできません。「怖さを乗り越えたい」「やっぱり怖い」どっちも自分なわけだし。

本日のレビュー「ディアスポラ

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)


SF好きでこれ読んでないとはモグリだ、ってぐらい名作。自分の知的好奇心に突き動かされ旅を続ける主人公もさることながら、もろもろの事情で旅をあきらめざるを得なかったサブキャラ達が素晴らしい。特にイノシロウとか。