まだ生きてるよ
昨日は、風邪をひいて一日ぶっ倒れていました。夕方には回復したので、積んでいた家族計画をいまさらながら引っ張り出してプレイ開始。そしたらなんと、セーブができない。さすがWinXPより前、と感心しつつ、さてどうしようかと困り果て。結局「クリアするまでシャットダウンしない」という結論に落ち着き、
パソコンを連続稼働中。とっととクリアしないと。
そして本日、仕事場行ったら、自分のデスクが模様替えされて、非常にスッキリしていました。いや、それ自体は大変喜ばしいことなんですが。なぜ僕がいない間に……。
本日のレビュー「ザ・ギバー」
- 作者: ロイス・ローリー,Lois Lowry,掛川恭子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/09/20
- メディア: 単行本
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良質なジュヴナイル、兼ディストピア文学の名作。中学時代に、課題図書で読まされました、英語で。
社会にうずまく悪や欲望、苦痛や悩みなどがすべえてとりはらわれた理想社会――喜怒哀楽の感情が抑制され、職業が与えられ、長老会で管理されている規律正しい社会――〈記憶を受けつぐ者〉に選ばれた少年ジョーナスが暮らすコミュニティーは、ユートピアのはずだった。けれども、理想の裏に隠された無味乾燥な社会の落とし穴に〈記憶を伝える者〉とジョーナスが気づいたとき、そこに暮らす人々が失っている人間の尊厳にまつわる記憶の再生を計ろうとする。2度のニューベリー賞受賞に輝くロイス・ローリーが贈る、衝撃的近未来ファンタジー。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%90%E3%83%BC%E2%80%95%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%82%92%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E8%80%85-%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4062616521
要は、「バリバリの管理社会 VS 自由を求める主人公」という、ディストピアものの定番。自分の役割の特別さゆえに、たとえ肉親であっても埋められない孤独を抱えてしまった主人公に、非常に共感しました。
にしても、中学生なんて人格形成上大きな影響を与えてしまう時期に、本書と「動物農場」を課題図書に選ぶあたり、アメリカという国の恐ろしさを感じます。