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市井の荒波にもられるアラサーが、無駄に本心をさらけ出します

日本帰国~高校入学

アメリカから帰国したのは、2001年の2月。中学3年生に上がる直前です。なので、高校入学までの1年の間、日本の公立中学に通っていました。この1年で、ある意味異文化コミュニケーションの難しさを(アメリカにいた時以上に)感じることができました。
この時の経験も、今にして思えば「まぁ、そういうもんだろうな」という気がします。アメリカ時代に「確固たるindivisualたること」を叩き込まれたガキ(中二病)が、日本の中学校に放り込まれればどうなるか。基本的に、周囲に妥協して、誰かに歩み寄るつもりも無く。そりゃあ排斥されます。どちらかというと、イジメというよりも、ハブられてたんでしょうか。弁当を一緒に食べる相手に不便したし。とにかく、家の近くまで(しかもアパートの敷地内)尾けてきて「お前ムカつくんだよ」とかいちゃもん着けてきた相手を突き飛ばしつつ、イジメで塾に通えず家庭教師に切り替えたりしつつも、無事志望校に合格し、晴れて高校生となります。そういえば、高校受験。本番当日、苦手な数学に臨む直前、参考書をパラパラめくってなんとなく覚えた公式が、そのまま本番に出たときには運命を感じました。(確か、黄金比だったはず)
高校は、自宅から2時間近くかかる都内の私立。知り合いのいない新天地で高校デビュー……とはいきませんでした(しかも、同じ中学出身もいたし)ここでも、オタクは相も変わらずオタクです。気付いたらコンピュータ研究部と漫画研究部とSF同好会とTRPG同好会を掛け持ちしています。若干ディベート部に籍を置きましたが、ディベートがそもそもできず、なし崩しに退部します。それから調子のってクラスの文化祭実行委員を引き受けたりしたものの、テンパりすぎて降ろされました。
こうして順当に裏道をまっしぐらに進んでいるものの、今にして思えばこの「高校入学~2年の10月辺りまで」って、ほとんど覚えていない。「当時の友達と、どんな話をしていたか」みたいな周囲とのやりとりや、「授業中の一幕」みたいな学生生活の記憶が、頭に浮かばない。読んだ本や見た映画の目録は作れるのに(御三家のSFとかパイソンズとかベルリン忠臣蔵とか)かと言ってこの時期が無駄だったかというと、そういうわけでもなく。この頃仕入れた知識は、僕の人格形成上大きな影響を与えてますし(パイソンズとか)、当時の人連中とは、現在でも付き合いがあります。
あえて推測すれば、高校3年が楽しすぎて(大学までエスカレーター式の付属校でした)それ以前が霞んでしまったのかも知れません。そちらについてはまた今度

本日のレビュー:「グロテスクへの招待」

はるかなる星 手塚治虫名作集 (5) (手塚治虫名作集) (集英社文庫)

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「ブラッドベリ的SFテイスト + ボーイミーツガール + 『愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!』」
謎めいた幼馴染と過ごした思い出を、主人公が回想する形で進みます。一見ボーイミーツガールと見せつつ、要所要所にホラーを入れて、果たしてその結末は……。
手塚治虫(と僕)が大好きな「ロリ」と「グロ」がぎっしり詰まったお話。ネリが……ネリが本当に可愛いんだ……まぁ海には入れんな。