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市井の荒波にもられるアラサーが、無駄に本心をさらけ出します

上杉隆について書こうと思ったら自分語りになっている件

小さいころから、目立つのが好きでした。少しでも人前に立ちたい。みんなの前で話したい。みんなを驚かせたい。注目を浴びたい。基本的に僕の行動原理は「どうやったらウケるか(=人目を引くか)」です。リアルで僕を知っている人は、なんとなくわかるんじゃないかと思います。
その一方で、自分の中では常に「目立っちゃいけない」とささやく声があるわけで。人目を惹いちゃいけない。自分の成果を前面に出しちゃいけない。もっと謙虚にならなくちゃ。などと言っているわけです。
で、本日、ふと気づきました。「目立ちたくない」じゃなくて「目立って、色々な人から批評されるのが怖い」だけだと。実際はどうあれ、日本は出る杭が打たれる社会だといわれています。目立つということは、出る杭になることです。周囲の目にさらされてしまい、あちらこちらから叩かれることになります。
最近の例だと、虚構新聞の橋本ツイッター騒ぎ。ある日突然、ネット中から注目を浴びてしまった。サイト自体は、8年間もネットの片隅で細々とやっていたし(というと失礼か)、今回の記事もいつもと同じトーンで書かれているのに、なまじ注目されたばかりにあちこちから批評されることになってしまった。

● まあ、今回の件に関しては、ツイートやいただいたメールを見る限り、応援してくれている人が大半なのですよ。でも元々は橋下市長の記事が発端だったのに、今日になって「そもそも虚構新聞の存在についてありやなしや」に論点が移っていって、当の僕自身が「いや、作って8年目の今更そんな議論になっても・・・」と困惑している次第です。
(中略)
● 今の気持ちは本当に「悲しい」の一言に尽きます。ネット言論って良くも悪くも自由で、僕みたいな田舎の片隅からでも広い社会とつながりあえることがうれしかったのに、最近はちょっと息苦しくなってきたようにも思います。コミュニティの成熟と捉えるべきなんだろうけど、ツイッターという数の力に押しつぶされそうで、それが怖くて悲しいです。

http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/

虚構新聞社主のコメントです。こうなることが怖くて、僕自身目立つな、って思っていたんだと思います

ところが、最近何かがガラリと変わりました。「色々言われるかもしれないけど、言わせときゃ良いじゃん。っつーか、目立ちたい」と。確かに目立ってしまうと、見知らぬ人から心無い批評を受けるかもしれない。けれど、それ以上に目立ちたい。色々な人に自分を知ってもらいたい。100人のうち99人から罵倒されても、残りの1人が気に入ってくれればそれでいい。もしかしたらその1人が、僕を気に入ってくれるかもしれない新しい100人を紹介してくれるかもしれない。とりあえず、目立ってみて、後のことは後で考えよう。これまで適当にネットに配信してきた戯言とか書き込みとか。

閑話休題。で、本題。とりあえず、この動画
D
調子のって質問してみました。29分あたりから映ってます。この辺で、上杉隆について思ったことを改めて書こうと思ったけれど、長くなるんで続きます。

本日のレビュー「神曲」

神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1)

神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1)


神曲 煉獄篇 (河出文庫 タ 2-2)

神曲 煉獄篇 (河出文庫 タ 2-2)


神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3)

神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3)


色々なところでネタにはなりますが、実際元ネタ触れた人は少ないんじゃないでしょうか。すごくもったいないです。ストーリーはあるものの、小説じゃなくて詩なんで、読み込まずにサーっと読んでいけます。ストーリーも単純なんで、ぶっちゃけ頭使う必要ありません。
では、この本の魅力は何か。僕のオススメはラストの「天国篇」。電車の中で読んでいて、感激のあまり涙が出ました。それまでの地獄や煉獄をチンタラ歩く描写から、いきなり神様へと急加速です。作者自身が難解だと注解していますが、内容気にしなければ案外読めます。
上で紹介した平川訳は読みやすいし、もっと読みやすい版もあるんで、オススメです。
ドレの神曲

ドレの神曲