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市井の荒波にもられるアラサーが、無駄に本心をさらけ出します

今度こそ上杉隆の話。

何事にもリスクとリターンは存在します。有名人になることで得られるメリットは大きなものでしょう。しかし、その代わりデメリットも必ず発生します。これは有名人だけに言えることでなく、ビジネスや投資、趣味、何にでも言えることです。成功の裏側には、必ずダークサイドが生まれます。
(中略)
実力以上のチャンスを掴み、現状の自分とのギャップを埋めようと努力することで人は最も効果的に成長できるのかなと思います。

http://www.wakatta-blog.com/katsuma_popular.html

昨日僕が言いたかったことが、簡潔にまとめられていました。やっぱり、似たようなことを考える人はいるんだなぁ、と感心。

で、今日の本題。上杉隆の話。ニコニコ超会議で講演聞いてきました。別にこの人のファンとかではありません。ぶっちゃけ、会場行って初めて知りました。偶々ブースの前を通りがかって「講演やるんだ。よっしゃ、聞いてみんべ」と軽い気持ちで入っただけです。
なんで、世間一般のこの人の評価に関係なく、僕の感じたことを書きます(と言っても、だから批判は勘弁してちょ、ではないです。パブリックに意見を後悔する以上は、自分の言うことに責任を持たないと)

結論から言うと、「自分の意見を実行できている、行動する言論人」ってとこでした。講演で特に印象に残った論旨は、下記。
 ・絶対的に中立な報道はあり得ない(たとえ事実だけを報道する場合も、『どの事実を報道するか』で恣意的に選ばざるを得ない)
 ・報道する以上は、自分の発言に責任を持つ(匿名記事で言いっぱなし、ってのは論外)
 ・そのためには、実名報道が不可欠(=誰が責任をとるのかを明らかにする)

上杉さんは、こういっちゃうと失礼ですが、べしゃりが上手いかというとそうでもなく、論理に優れているってわけでもありません。ただ、言っていることがわかりやすい。というのも、「何を話すか」という論点が明確だから。話す側が自分の言いたいことをはっきり認識しているから、話していても論点が脇にそれない。どれだけ長時間話そうとも、その唯一のテーマを言い換えているだけに過ぎない。んで、さらに上杉さんは自分の言っていることを実践しているように見えた。つまり、良くも悪くも自分の意見をまとめて、世間に公表している。匿名じゃなく、自分名義で自分の責任で。講演後いろいろ調べてみたら、いろいろと毀誉褒貶ある人みたいですが、言行一致という点では、すごいなぁと思いました。

やはり、何事にせよ、第一線で活躍している人ってのを見ると、なんにせよ刺激を受けます。行ってよかった、超会議。

本日のレビュー「ジャーナリズム崩壊」

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上杉隆つながりで。講演にて、必死こいてドヤ顔で質問した内容が、1ページ目に書いてあってちょっと泣いた。