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市井の荒波にもられるアラサーが、無駄に本心をさらけ出します

後日気付いた粗相

今日は同期の送別会でした。何か機会が無ければ集まることもなく、たまにこうやって飲むと非常に楽しいものです。

で、それとは全く関係ない話。本日、ふと「自分がとある人物に実は多大な迷惑をかけているのではないか」という疑惑に駆られてしまいました。いや十中八九迷惑かけてるけれども、素直に認めたくない男心。最初は、「よっしゃ、自分ドMだから、自分を罵るネタができたぜヒャッハー」等と軽口をたたく余裕があったものの。段々、疑惑の念が強まっていき。やがては胸が痛い。いやこれ、昼休みだったからよかったけれど、そうじゃなければ確実に仕事に支障をきたすレベルだった。気にしてもしょうがないことをいくら気にしてもしょうがないわけですが、やっぱり気にしてしまうのもしょうがないわけで。一人出口のない後悔の迷路を、ぐるぐるぐるぐる回ってました。
んで、突然パラダイムシフトが起こった。最初は「迷惑かけてしまって、相手の人ごめんなさい」のループだったのが、いつの間にか「迷惑かけるような行動をとった、自分が恥ずかしい」に変わりました。相手に対する後悔から、そういう行為を行った自分への後悔になったわけです。そのことに気付いた瞬間、なんだかすごく面白くなった。一見、相手に粗相をしたことにごめんなさいをしているように見えて、その実自分の行動を恥じている。要は相手のことなんかどうでもよいと。自分のとった行動が、自分の美意識に反してしまったことをひたすら悔いている。極論すれば、相手のことなんざ、どうでもいいわけです。この、周り気にしないっぷりというか、自分大好きっぷりに気付いた時、思わず笑ってしまいました。なんだ、手前、まわり見えてないなと。
問題は何にも解決していないし、「それ勝手に自己完結してるだけだろ」と言われたら何も反論できないんですが。どんなに相手のことを考慮しようと思っても、自分のことしか反省できない。僕は、本当に僕のことしか見えていないんだなぁと。必死こいて「他人を第一に」とかやっていても、その実「他人のために頑張れる自分ステキ」に帰結していく。こういうことを書いてしまうと今後の人間関係に支障がでるかもだけど、だって事実なんだからしょうがない。なんというか、自分の新しい一面を垣間見ることができました。
それにしても……どうやって謝ろう……ヘタなことやると二の舞だし……。

本日のレビュー「赤ずきんちゃん気をつけて」

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)


潮文庫で再販したけど、あえて中公文庫版を紹介。。
この本、一言でまとめると「リア充乙wwwww」。イケメン、頭いい、可愛い幼馴染いる。という3拍子揃った主人公が、ひたすらボヤきまくる話。さらに「主人公 = 作者がモデル」であり、作者の経歴を調べるとますますリア充っぷりが輝くという、実にコンプレックスを逆なでされる一品。中学生の時に読んで面白かったのに、最近改めて読み返して嫉妬に駆られるという、極めてレアな一品です。