copyright gorioshi(仮

市井の荒波にもられるアラサーが、無駄に本心をさらけ出します

タイトル付けるほど中身がない

いや、本当に何も書けない。ログを見たところ、前回「書けない」なんて呻いていたのも月曜日だった。僕にとって、どうやら月曜日は「ダメな日」みたいだ。一つ勉強になった、のは良いけれど。書けない書けない言うのも面白くないし。何かできることはないかしらん。

本日のレビュー「人間失格

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))


 いまさら何をいわんや、っていうぐらい有名な太宰治の代表作。聞くところによると、これ読むと「どっぷり心酔する人」と「とことん毛嫌いする人」の2種類に分かれるそうです。
 この本、何気に「己の生き様をとことん貫いた、一人の漢の物語」です。さて、この主人公。有体に言えば、ヒモです。自分で稼ごうともせず、ひたすら女に養ってもらう。自分がダメだとウジウジ言いながら、結局最後まで反省しない。自殺未遂やらかしても、ヤク中になっても、反省せずにダメ人間道を邁進する。その結果、最終的には狂人へと至ってしまう。ひたすらダメ人間ですが、作中では一貫してダメ人間を貫きます。反省しようという意思はあるものの、結局やらずに、ダメ人間に舞い戻り。社会的な評価はどうあれ、ダメ人間が、ダメ人間として、ダメ人間の生き方を貫きぬいてます。妥協なんて微塵もありません。最終的に狂ってしまうまで、ダメ人間を貫きます。その、決して自分の生き様を変えようとしないあたりが、ある意味「漢」です。