タイトル付けるほど中身がない
いや、本当に何も書けない。ログを見たところ、前回「書けない」なんて呻いていたのも月曜日だった。僕にとって、どうやら月曜日は「ダメな日」みたいだ。一つ勉強になった、のは良いけれど。書けない書けない言うのも面白くないし。何かできることはないかしらん。
本日のレビュー「人間失格」
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
- 購入: 14人 クリック: 182回
- この商品を含むブログ (408件) を見る
いまさら何をいわんや、っていうぐらい有名な太宰治の代表作。聞くところによると、これ読むと「どっぷり心酔する人」と「とことん毛嫌いする人」の2種類に分かれるそうです。
この本、何気に「己の生き様をとことん貫いた、一人の漢の物語」です。さて、この主人公。有体に言えば、ヒモです。自分で稼ごうともせず、ひたすら女に養ってもらう。自分がダメだとウジウジ言いながら、結局最後まで反省しない。自殺未遂やらかしても、ヤク中になっても、反省せずにダメ人間道を邁進する。その結果、最終的には狂人へと至ってしまう。ひたすらダメ人間ですが、作中では一貫してダメ人間を貫きます。反省しようという意思はあるものの、結局やらずに、ダメ人間に舞い戻り。社会的な評価はどうあれ、ダメ人間が、ダメ人間として、ダメ人間の生き方を貫きぬいてます。妥協なんて微塵もありません。最終的に狂ってしまうまで、ダメ人間を貫きます。その、決して自分の生き様を変えようとしないあたりが、ある意味「漢」です。